障子を自由に

障子は、部屋の中を柔らかな光で満たす優れた建具です。和室に限らず、自由な面白い使い方ができる材料だと思っていたところ、先日見学に行った「真壁伝承館」(設計:設計組織ADH)で、そんな例を見かけました。
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壁一面を障子で覆っているのですが、実際の窓はご覧のように正方形の大小の窓がランダムに開いています。つまり、窓の形、大きさに関係なく壁一面を障子で覆っているので、障子に大小いろいろな光が模様を描くように入ってきます。
たぶん、夜になって外が暗いときは、白いスクリーンのようになるのだと思います。
ちなみにこの障子は、桟の両面に紙を貼った両面障子で、枠も白く塗装されています。
建物自体が、真壁の町の伝統的な建物に合わせながら、モダンなデザインに仕上がっていることに合わせて、この部屋も和室でありながら、モダンなデザインがちりばめられていました。

by 小島建一(想設計工房
by kenzaiclub | 2011-07-16 13:26 | 12内部_建具